秋月電子で買えるIGZO液晶のケースを作ってみた

前回 動作確認をした液晶ですが、ケースの加工の見積もりを依頼した業者がどうも信用できない印象だったのでキャンセルしました。 レーザーカッターを使わせてもらえる場所がいくつかあるので、そこを利用して自作することにしました。 そのうちリーズナブルで講習を受ける必要もないし場所も職場とそれほど離れていなかったため FabCafe Tokyo でカットしてもらうことにしました。

レーザーカッター の説明にあるように、Drop-inでの利用は10分800円。 データの作成方法は簡単にですが FAQ に書いてありました。 ただ見るべき場所が分散しているので、FAQからの抜粋と今回実際に利用してみてわかったことをまとめておきます。

素材について (主にアクリル板について)

  • 800x450mmまでの素材をカット可能
  • アクリル板の場合、厚みは最大5mmまで
  • 上記の制限内であれば持ちこみ可能
  • 150x150mm、2mm厚のアクリル板は店頭で購入できる

データについて

  • 図面のデータはIllustrator CS4形式を推奨
  • カラーモードはRGB
  • カットしたい線の太さは0.01pt、色はRGBで255,0,0
  • カットする順序を変えたい場合は赤と緑以外で別の色にしておく (今回は0,255,255を使用)
  • 彫刻する面は、線無し、塗りつぶしの色は0,255,0
  • 上記の条件を満たしていればInkscapeで作成したSVGでも可 (今回は問題なかった、ズレる可能性はある)

Inkscapeについて

  • はじめに ファイル -> ドキュメントのプロパティ ...
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秋月電子で買えるIGZO液晶を試してみた

秋月電子で SHARPの7インチIGZO液晶モジュール を購入したらあっという間に届いたので動作確認してみました。 動作確認自体は土曜に終わっていて、本当はアクリルのケースを作成してから記事を書くつもりでした。 が、月曜の夜に見積もり依頼を出して既に木曜の深夜です… メールには2営業日と書いてあったのに何が起きているんだろうなぁと少しイラッときたので先に記事だけ書いてしまうことにしました。 (ちなみに今日くらいから シリコンハウスでも購入できる みたいですね。)

組み立てと接続に関しては付属の説明書を参考にすれば特に問題なく済ませることができると思います。 注意すべきことがあるとすれば、細い方のフレキシブルケーブルのコネクタは、開く方向が太い方とは逆になっていた点くらいです。 あとは単純に壊さないように作業するだけです。(すごく壊れやすそうなので何度も作業したくない感じでした。)

映像の出力機器に関して、とりあえず普段使用している MiniDP-HDMI変換ケーブル を使ってMBAと接続してみたのですが無反応でした。 次にGentooがインストールされているデスクトップと DVI-HDMI変換ケーブル を使って接続してみたら、こちらはうまく表示されました。 MBAが悪いのか、変換ケーブルが悪いのかは切り分けることができていませんが多少相性はあるようです。 Twitterでも報告している人がいましたが接続する機器によっては映らないということがわりと当たり前に起こりそうです。こわいですね。

下の画像はデスクトップに接続して画面を左に90度回転した状態で撮影したものです。 この液晶の仕様でデフォルトでは縦画面の1200x1920で認識されるようです。 なので、横向きで使用したい場合はOS側で画面を回転させてやる必要があります。 (この仕様のせいでおそらくPC以外の機器との接続が難しくなっているのだと思われます。)

Gentoo(Linux)のXでは xrandr というコマンドがあり、これを利用すると画面を回転させることができます。 今回はこのように xrandr -o left 実行しました。

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アクリルケースに関しては、本当はCADやIllustratorを使用して書くのかもしれませんが、木材を使った家具のイメージ作りのために SketchUp を使っていて ...

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